The 10th International Conference of Design for Sustainability Destination 2015-2017

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【開催概要】

今回は、2015年5月2日・3日・4日YCAM(山口県山口市)及びヒストリア宇部(山口県宇部市)において、また5月6日には東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区)にて、第10回サステナブルデザイン国際会議“Destination2015-2017”を開催します。

テーマは「地方に出よう/分散型経済社会をデザインする」とし、前世紀型の産業社会に代わるサステナブルな、つまり今後何世代にもわたって続けてゆける柔軟性に富んだ社会・経済を作るために、巨大資本に依存する中央集中的な社会構造からの脱却を図り、地方分散型の新しい社会・経済構造を作り出す社会デザインについて事例を提示しつつ検証します。

また、前回の第9回はインドネシアジャワ島で分散型のものづくりと地域社会のデザインについて考え、実験し、提案するSpedagi projectと共同開催したことを受け、Spedagi Japanのワークショップを併催します。ワークショップでは、アジアをはじめ世界に広く分布し、容易に入手できるサステナブルな素材である竹で作った自転車で地域を巡り、コミュニティの問題発見と課題解決を目指すスペダギプロジェクトの日本での活動について考えます。

 

【テーマ】

地方に出よう/分散型経済社会をデザインする

“Design goes SLOC”  design for distributed regional economy

 

私たちは現代文明が抱える、資源・エネルギーの消費と経済価値の因果関係を断ち、新しい価値観に基づいた、より自然な暮らしを目指します。多様な条件、文化、風土…など、地域性に根差したコミュニティ、産業、暮らしはサステナビリティの原点であり、その資源は地方にありキーワードとなるSLOC(Small, Local, Open, Connected)の4つのポイントから、地方分散型のサステナブルな暮らしのデザインをはじめましょう。

 

【概要】

名称:

第10回サステナブルデザイン国際会議 Destination 2015-2017

The 10th International Conference of Design for Sustainability “Destination 2015-2017”

 

会期:

2015年5月2日(土)~4日(月)、6(水)

○5/2(土) YCAM アグリ・バイオ・キッチン 公開ミーティング~~「カルティヴェーション・パーティ 2015春」種まき

○5/3(日) 第10回サステナブルデザイン国際会議

○5/4(月) spedagi Japanワークショップ

○5/6(水) 報告会とデモンストレーション

 

会場:

○5/2(土)~5/3(日)山口情報芸術センターYCAM/スタジオB

[〒753-0075 山口県山口市中園町7-7 TEL: 083-901-2222]

最寄り駅:JR山口線「山口駅」下車、徒歩約25分 

JR山口線「湯田温泉駅」下車、徒歩約25分

JR新山口駅からバス(防長交通/中国JRバス)
新山口駅から約30分、「情報芸術センター前」下車すぐ

○5/4(月)ヒストリア宇部(旧宇部銀行館)/イベントホール

[〒755-0029 山口県宇部市新天町1-1-1 TEL:0836-37-1400]

最寄り駅:JR宇部線「琴芝駅」下車、徒歩約10分

○5/6(水)東京ミッドタウン・デザインハブ/インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター

[〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー5F  TEL:03-6743-3776]

最寄り駅:都営地下鉄大江戸線「六本木駅」8番出口より直結

東京メトロ日比谷線「六本木駅」 地下通路にて直結

東京メトロ千代田線 「乃木坂駅」 3番出口より徒歩約8分

 

開催場所の地図はコチラからご覧になれます

https://www.google.com/maps/d/edit?hl=ja&authuser=0&mid=zOR6jeZzg1Yg.kb5AI918HP-k

 

 

参加費・お申込み・お支払方法:

○5/2(土) 無料 お申込み不要

5/3(日) 学生1500円 お申込み・お支払はリンク先からお願いします(外部サイト/spike)

5/3(日) 一般2500円 お申込み・お支払はリンク先からお願いします(外部サイト/spike)

5/4(月) 学生1500円 お申込み・お支払はリンク先からお願いします(外部サイト/spike)

5/4(月) 一般2500円 お申込み・お支払はリンク先からお願いします(外部サイト/spike)

5/6(水) 学生1000円 お申込み・お支払はリンク先からお願いします(外部サイト/spike)

5/6(水) 一般2000円 お申込み・お支払はリンク先からお願いします(外部サイト/spike)

お申込み・お支払はカード決済サイトであるspikeよりお願いしております。

上記参加費欄にあるリンク先よりクレジットカード決済にて参加費をお支払ください。

なお、銀行振込をご希望の方はお振込み口座をお知らせ致しますので下記事務局までご連絡ください。

(恐れ入りますがお振込み手数料はご負担ください)

また、お支払・キャンセルなどについては特定商取引法に基づく表記をご確認ください。

※クレジットカード明細には、*SPIKE.CC*または*SPKCC.MTPS*と表示されます。

※また明細に表示される日付は、決済の処理日の影響により、注文日と異なる場合があります。

※今年のゴールデンウィークは大河ドラマの影響もあってか山口市周辺の宿が大変取りにくくなっています。 宿泊が必要な方はご自身で確保したうえでお申し込みください

 

定員:    各日100名

言語:    日英、英日逐次通訳

主催:    サステナブルデザイン国際会議実行委員会

共催:   公益財団法人山口市文化振興財団、株式会社タグボート(ヒストリア宇部指定管理者)

後援:山口市(5/2~3)宇部市公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会(5/6)公益財団法人日本デザイン振興会

協賛:アズビル株式会社

 

【オプションツアー】
※雨天時など都合によりプログラムが一部変更になる場合があります。

第10回サステナブルデザイン国際会議のオプションツアーとして、山口県山口市阿東地区の阿東文庫を拠点に自転車でコミュニティーを巡るツアーを開催します。インドネシア製のバンブーバイクや阿東文庫の自転車で田んぼや石畳の道を走りながらその中に点在する阿東地区の魅力をみなさんと一緒に見つけ出すツアーです。阿東地区は田園風景の広がる自然豊かな美しい地域で、お米や和牛、リンゴなど美味しい特産物もたくさんあります。夜には近隣の農家の方のお話を伺いながらの懇親会もあります。Spedagi代表でバンブーバイクのデザイナーであるシンギー氏も参加します。国際会議に参加される方はこちらも合わせてご参加をご検討ください。なお、オプションツアーのみのご参加も可能です。

日時:
5/1(金)11:00~17:00(10:30~受付、ガイダンス、昼食、サイクリングツアー)、17:00~21:00(夕食、入浴、懇親会など)
5/2(土)7:00~9:00(朝食など)

当日集合場所(受付):
5/1(金)10:30~11:00 あとう観光協会
[〒759-1512 山口県山口市阿東徳佐中3628]
最寄り駅:JR山口線徳佐駅下車、徒歩約8分
駐車場:あとう観光協会

会場:
山口県山口市阿東地区

持ち物:
宿泊道具(タオル、歯ブラシ、着替えなど)・折り畳み傘・飲み物など

服装:
アウトドアスポーツのできる格好(リュック、長袖、スニーカーなど)
※阿東は5月近くまでコタツを使用する家庭があるほど寒暖の差のある地域です。温かい格好を準備しお越し下さい。

募集人数:
20人

申し込み方法:
オプションツアーの参加は事前のお申し込みが必要です。
下記連絡先に「件名:5/1~2・オプションツアー参加希望」、「本文:氏名・年齢・性別・参加ツアープラン」を記入の上メールにてご連絡下さい。

*連絡先*
サステナブルデザイン国際会議事務局:担当 藤木
mail@sustainabledesign.jp

オプションツアー費:
オプションツアー参加希望の方は以下よりご都合に応じて選択しお申込み下さい。
*ツアープラン一覧*
□5/1(金) 参加費=2000円 (食事代含まず)
□5/1(金) 昼食費=500円
□5/1(金) 夕食費=500円
□5/1(金) 宿泊費=1000円 (5/1温泉入浴費・宿泊費5/2朝食費) *寝袋持参の方は500円割引き
□5/1(金) 懇親会費=500円   (懇親会のみ参加の場合は参加費は必要ありません)

*注意事項*
宿泊は寝袋となり、部屋は和室の大部屋(相部屋)です。
寝袋はこちらで準備いたしますが上記の通り寝袋を持参される方は宿泊費より500円割引きさせて頂きます。

支払方法:
当日受付にて現金でお支払いください。

お申込み締切日:
4月27日(月)まで

 

【関連イベント】

展示会名:自転車博覧会2015 IN AOYAMA (会場にてバンブーバイクと活動内容を展示)

展示期間: 2015年5月5日(火)~5月31日(土)11:00~19:00

入場料: 無料

会場: 伊藤忠青山アートスクエア(東京都港区北青山2丁目3-1シーアイプラザB1F)

 

【連絡先】

事務局:   サステナブルデザイン国際会議事務局(株式会社オープンハウス内)

〒757-0212山口県宇部市今富25-1 TEL 050-3805-1485 FAX 050-3730-6070

E-mail:mail@sustainabledesign.jp URL:http://sustainabledesign.jp

 

【プログラム】,※プログラムは都合により予告なく一部変更になる可能性があります。

 

DAY1  5/2(土)YCAM アグリ・バイオ・キッチン 公開ミーティング
「カルティベーション・パーティー 2015春」種まき

会場: 山口情報芸術センターYCAM/スタジオB

山口情報芸術センター(以下YCAM)では、2015年5月より、衣食住を考えるプロジェクトを始動します。プロジェクトは、オープン・ラボラトリーとして研究過程を広く公開していくことで、専門家に限らず、一般の方々にも積極的な参加を促していきます。今年度は、衣食住の中から「食」に焦点を当て、「食ラボ」を開設します。時には「農」の実践を交えながら、「食」にまつわる社会的な課題について検討していく予定です。この「食ラボ」の開設にあたり、5月2日に、専門家や山口市のコラボレーターを交えた公開ミーティングを開催します。

時間 内容
14:00-15:00 プレゼンテーション

YCAMとコラボレーター(津田和俊 氏/大阪大学・ファブラボ北加賀屋)が、バイオテクノロジーの世界的動向や、地域社会での食や農に関連するトピックをあげながら、アグリ・バイオ・キッチンの活動案を提案していきます。
15:00-16:30 テーブルミーティング

地域におけるラボラトリーの意義、役割、機能性について、食や農に関わる活動をしている地域方々を交えて意見交換をおこないます。

参加者
明日香健輔 氏(阿東文庫)

河口隆 氏(アワセルブス) 
安藤充人 氏
、伊藤隆之 氏(共にYCAM)
津田和俊 氏(大阪大学・ファブラボ北加賀屋)

平野浩靖 氏(ラジオのマネー)
吉松敬祐 氏(農家)

DAY2  5/3(日)第10回サステナブルデザイン国際会議
会場: 山口情報芸術センターYCAM/スタジオB

時間 内容
12:30-13:00 受付
13:00-13:20 開会 ・会議テーマと全体構成の解説
益田文和/Fumikazu Masuda
(サステナブルデザイン国際会議実行委員会 実行委員長)
  【第1部 事例発表/共通テーマ SLOC】
13:20-13:50 A・食とクリエイティブビジネス
「食べ物は味だけでなく空間そして思い出をつくるもの」
宮川園 氏/Sono Miyakawa
(スタジオ・ノクード)


農は食に従います。食べ方・生き方の問題です。宮川氏は大分県別府市でアートや音楽など様々な文化イベントを開きながらその中心に必ず食を置いています。何をどう作るかはもちろん大切ですが、その前提にどう食べるのか、があります。それがローカルで小さなi-ターンビジネスの中心課題だという、そんな暮らしぶりを宮川氏に語ってもらいます。
13:50-14:20 B・教育の新しい形
「自由で多様性に富んだ教育から生まれるもの(仮)」
エラン・ジン 君/Elan Jin
(少年プレゼンター/インドネシア)

サステナブルデザインが将来の社会の在り方をデザインするのであれば、その活動は次世代に早くつないでゆくべきで、インドネシアをはじめ世界各国でオルタナティブな教育システムが次々と生まれています。エラン君は、11歳の明るく利発な少年です。今まで学校に通ったことがなく、ずっとhome schoolingで学んできました。彼が自然環境と地域社会から何を得たかについて語ります。

 
「YCAMから新しい学びの方法を発見する」
河村宥佑 君/Yusuke Kawamura
(少年プレゼンター/山口)

河村君は山口県山口市在住の小学6年生です。電子工作への関心から、偶然立ち寄ったYCAMで目にしたさまざまな装置へ好奇心の幅をひろげています。特に、YCAMが開発したオープンソースのひとつである、市販のインスタントカメラを使った自動撮影装置「gonzocam」というキットに注目し、その仕組みやつくり方を知るため自主的にYCAMを訪れるようになりました。この体験を皮切りに、現在ではYCAMという場所にとどまらず、さらにはそこで培った新しい人との繋がりを通して、独自の学びを模索しています。そんな彼に、彼ならではの学びの体験を語ってもらいます。
14:20-14:50 C・サステナブル社会のことばとライフスタイル
「SLOCのデザインに役立つ「こ・と・ば」の静かな革命、(SLOCライフの紹介)」
ウェス・じゃん=まーく 氏/Jean-Marc Weiss
(オムニテックジャパン株式会社 代表取締役)


じゃん・まーく氏は翻訳家(仏・英・日)です。母国フランスを離れて久米島など沖縄の離島で暮らしながら古民家を再生しその文化的価値についての情報発信をしてきました。彼のライフスタイルとともに多くの人の感受性に通じる言葉本来の役割と、デザインと数々のローカルな文化や言葉から生まれるサステナーブル社会の新しい可能性について伺います。
14:50-15:20 D・サステナブルな食と農
「食、健康から考えるシンギュラリティ」
沖啓介 氏/Keisuke Oki
(東京造形大学特任教授)


「サステナビリティ」の今後で重要なのは、進歩をどのように考えるかです。継続を固定的な状態で望むのか、あるいはダイナミックに変化する継続を望むのかで大きく異なるでしょう。技術の変化によって大きく社会が変わると予測されるSingularity(技術的特異点)を30年ほどで迎えるといわれています。これまでの人間観、社会観なども、大きく変わっていくでしょう。大きな変化のなかで、本来は「身土不二」という言葉にあるように地域の大地と密接に考えられていた食生活、健康、そして知の近未来を考えます。
15:20-15:30 休憩
  【第2部 オープンフォーラム】
15:30-16:30 各スピーカーを囲んでのコミュニケーション。人的なネットワークと知見の共有を図る自由で開かれた意見交換。
16:30-16:50 まとめ
16:50-17:00 閉会
益田文和/Fumikazu Masuda
(サステナブルデザイン国際会議実行委員会 実行委員長)
19:00-21:00
予定
YCAMにてホワイエ財団主催事業のライブイベントあり、希望者は参加

DAY3  5/4(月)Spedagi Japanワークショップ
会場: ヒストリア宇部(旧宇部銀行館)/イベントホール

時間 内容
09:00-09:30 受付
09:30-09:40 開会
09:40-10:15 「Spedagiについて(仮)」
シンギー・カルトノ氏/Singgih S Kartono
(ピランティワークス代表/President of piranti works)


Spedagiとはインドネシア語で「朝自転車に乗る」という意味です。このプロジェクトの創始者はインドネシア ・ジャワ島の中央部にあるTemanggungのKandangan村でmagnoというブランドで木製のラジオや文房具を生産しているデザイナー、Singgih Kartono氏です。彼は村に自生するバンブーで作った自転車に乗って、早朝仲間とともに村を巡り、地域の問題発見と解決に取り組んでいます。Spedagiプロジェクトの主な目的は、1.地域おこしの道具としてのバンブー・バイク、2.大量生産に替わる新しい分散型生産システムの提案、3.エネルギーを使わない健康的で安全な代替交通手段の普及の3点です。Spedagiの取り組みから分散型のものづくりと地域のデザインについて考えます。
10:15-10:50 「Sobikeについて(仮)」
エラン・ジン 君/Elan Jin


4月3~4日に行われたSobikeのワークショップについての報告をしてもらいます。SoBikeとはSchool on (bamboo) Bikeの略で、子供や若者が自分のバンブーバイクを組み立ててそれに乗って村や自然の中を走り、いろいろな人と出会いながら様々な事柄を学んでゆくという教育プログラムです。
10:50-11:25 「SLOCビジネスの可能性(仮)」
アリ・クミアワン 氏
(DTECH-ENGINEERING )


2009年、Arie Kurniawan (アリ・クミアワン)氏は18歳の若さでArfi’an Fuadi 氏と二人でDTECH-ENGINEERING を設立しました。インドネシア・ジャワ島の地方都市サラティガ市にあるスタッフ6名のエンジニアリング・デザイン会社が数年で国際的な大企業をクライアントとするまでに成長したSLOCなサクセスストーリーからローカルメーカーの底力について考えます。
11:25-11:40 質疑応答
11:40-11:50 まとめ
11:50-12:00 閉会
11:25-11:40 終了後、希望者はバンブーバイクの試乗あり

DAY4  5/6(水)報告会とデモンストレーション
会場: 東京ミッドタウン・デザインハブ/インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター

時間 内容
13:30-14:00 受付
14:00-14:10 開会
14:10-14:50 「5/2~5/4の山口での会議について
SLOCのテーマ、食と教育とネットワーク(仮)」
沖啓介 氏/Keisuke Oki
(東京造形大学特任教授)
14:50-15:20 「バンブーバイクとSpedagiとSobikeと…(仮)」
シンギー・カルトノ 氏/Singgih S Kartono
(ピランティワークス代表/President of piranti works)
15:20-15:50 「サステナブルデザインの10年と今後に向けて」
益田文和/Fumikazu Masuda
(サステナブルデザイン国際会議実行委員会 実行委員長)
15:50-16:00 閉会
16:00-18:00 希望者はバンブーバイクで「自転車博覧2015 IN AOYAMA」を見学へ

 

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